iPhoneユーザーのみなさん、セキュリティ対策は万全ですか?
「ロックをかけているから大丈夫!」という人も安心してはいられません。
iPhoneにはロックをしていても簡単に個人情報を引き出せてしまう、便利だけどこわい機能があります。
もし盗難に遭うなどしてiPhoneを紛失してしまったら、あなたの住所や連絡先などの個人情報を盗まれたり、友達や取引先に勝手に電話をかけられたりする可能性もあります。
高機能だからこそ、設定を甘くみていると痛い目に遭いがちなiPhone。セキュリティ対策のために次の「設定」をチェックしておきましょう。
1) ロック中でもおかまいなし!Siriが個人情報を暴露してしまう
質問すればなんでも答えてくれる、音声アシスタント機能「Siri」。とても便利ですが、設定をしていないと情報が漏洩してしまう危険性もはらんでいます。
ホームボタンを長押ししてSiriを起動し、「私は誰?」と質問すると、Siriは名前や電話番号、住所、メールアドレスなどの所有者の個人情報をしゃべってしまいます。
この機能はパスワードをかけているロック中の画面でも利用できてしまいます。つまり盗難に遭ったり紛失した時に限らず、ちょっと目を離した隙に他人に個人情報を盗まれる危険があるわけです。
ロック中には「Siri」を使用できないように設定しておきましょう。
「設定」→「一般」→「Touch IDとパスコード」→ ロック中にアクセスを許可のSiriを「オフ」
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2) Safariの「自動入力」でパスワードやクレジットカード情報が丸見えに!
標準ブラウザの「Safari」で過去に入力したパスワードやクレジットカード情報が、設定画面で丸見えになっている可能性があります。
まずは現状の「パスワード」の設定を確認しておきましょう
「設定」→「Safari」→「パスワードと自動入力」→ 「保存されたパスワード」→ 任意のサイトをクリック
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Safariの「自動入力」をオンにしていると、このように「ユーザー名」と「パスワード」が表示されます。
続いて、クレジットカード情報も確認しておきましょう
「設定」→「Safari」→「パスコードと自動入力」→ 「保存されたクレジットカード」→ 任意のカードをクリック
パスワードと同様、クレジットカード情報も表示されます。
銀行のWebサイトのログイン情報が残っていたり、クレジットカードの情報が漏れてしまったら大変です。
でも、Webページにログインする度にいちいちパスワードを入力するのは面倒ですよね。
Safariの「自動入力」機能は生かしたまま、「ユーザー名」と「パスワード」が表示される画面の前に、パスコード入力をさせるように設定しましょう。
「設定」→「一般」→「Touch IDとパスコード」→ パスコードをオンにする
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しっかり設定をしていたつもりでも、OSのアップデート等でリセットされてしまう場合もあります。
たくさんの個人情報が保存されているiPhone。この機会にセキュリティ設定を見直してみてくださいね。